SPCによるリュウグウの形状モデル
- ミッション:はやぶさ2
- タイプ:観測
- 掲載日:
- 天体名:小惑星リュウグウ
- クレジット:神戸大, JAXA
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推定されたリュウグウの諸元
- 平均半径:約450 m
- 自転周期:約7.63時間
- 自転軸方向:黄経λ:約179度、黄緯β:約-87度
形状推定の方法
多視点からの画像を用いた物体の三次元形状推定(いわゆるステ レオ視)。
- Structure-from-Motion (SfM) 法
– 会津大学の解析グループで使用 – ほぼ自動で迅速な処理が可能
– 近年一般化し、多くのソフトが登場 - Stereophotoclinometry (SPC) 法
- – 神戸大学の解析グループで使用
- – ステレオ視に加え、地形の凹凸と照明条件の兼ね合わせで生じる 陰影情報も利用
- – 月惑星探査データの解析用に米国で開発
- – 「はやぶさ」による小惑星イトカワの形状推定を始め、多数の探査ミッションで使用
これまでに主に距離20kmから撮影した画像を用いた形状モデルの作 成を完了し、現在より解像度の高い画像を用いた解析を実施中